寒の入り(小寒)
明日1月6日(木)は、暦上の寒の入り(小寒)です
小寒とは、古来中国で用いられた暦法、二十四節気で定められています。
簡単に言うと、1年を、春夏秋冬4つの季節に応じて、24の区分に分けたものになります。
各季節6つずつの区分が対応しています。
例えばこの暦法上の冬は、立冬(りっとう)からの6個となり、その最後の23番目と24番目を「小寒(しょうかん)」「大寒(だいかん)」と言います。
小寒から大寒までの約15日間と、大寒から節分(立春の前日)までの約15日間の合計約30日間を、1年で最も寒い時期ということで、「寒(かん)」と呼んでいます。
この季節になることを「寒の入り(かんのいり)」といい、小寒の日がその「寒の入り」になります。
この日に、那須町の半俵と言う地区で半俵の寒念物(はんびょうのかんねんぶつ)が行われています
これは、栃木県指定無形文化財にもなっている念仏踊り
「寒念仏」とは、元々は僧侶が寒の30日間、明け方に山野にでて声高く念仏を唱えることのようです。
半俵の寒念仏の由来は、源頼朝の追悼を逃れて奥州へ下る源の義経、弁慶など主従12名が半俵付近の岩穴で一夜を明かしたと言う伝説が縁で、その霊を弔うために生まれたもの。
現在では、悪疫防除、五穀豊穣、家内安全、福得招来等の祈願を込め、寒の入りと夏土用(7月19日ごろ)に愛宕神社に奉納されています。
明日、1月6日(木)が寒の入り
冠物、音楽、踊りなどが独特で珍しいものです。
お時間のある方、是非お出かけ下さい。
○半俵の寒念仏
平成23年1月6日(木)午後1時~ 於:半俵公民館(はんびょうこうみんかん)
問い合わせ:那須歴史探訪館 0287-74-7007
関連HP→こちら
※場所が分からない方は、会場近くの「道の駅那須高原友愛の森内観光交流センター」にて場所をご確認下さい。(観光案内所があります。)
最近のコメント